株式会社いとう システム営業部 医療・介護チーム
医療と介護と、ときどき雑談
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本格的に寒さが厳しさを増してきました。
平地では雪はまだ降っていませんが、
遠方の山を見ると白く雪化粧をしています。
遠くで見てるだけならいくら降ってもかまわないんですけどね。
さて、政府が2012年までに調剤率30%を掲げている後発医薬品ですが、
最近は伸び悩んでいるようです。
「積極的に取り組んでいる」は34.7%であり、「あまり積極的に取り組んでいない」は24.0%もある。
医療機関や調剤薬局においては、ジェネリックにする明確なメリットはなく、
在庫管理の問題などデメリットが目立つように思えます。
また、ジェネリック医薬品に対しても
「効果がなさそう」「副作用が恐い」など、良くないイメージもあります。
患者にとってメリットがあるのはもちろんなのだが、
医療機関や調剤薬局における明確なメリットを打ち出さないと
普及拡大はなかなか難しいのではないでしょうか。
11月もいよいよ終わりに近づき、
今年も残すところあと1ヶ月となりました。
厚生労働省より
診療所(医科・歯科)と調剤薬局の1施設あたりの医療費の分布統計が出ました。
平成19・20・21年の3年分が出ています。
医科診療所においては、
受診延日数は減少していて、医療費は上昇しています。
1診察あたりの単価が上がっているということになります。
診療報酬改定の効果が出ているということではないでしょうか。
1施設あたりの医療費の平均は、約9,600万円。
1施設あたりの受診延日数の平均は、約15,300日。
つまり、1診療あたりの平均医療費は約6275円ということになります。
年間医療費が5億円以上、受診延日数が5万日以上の診療所もあるようです。
受診延日数年間5万日ということは、たとえ休診日なしでも1日あたり137人・・。
おそろしいです。
今日は木曜日なのです
今年度の診療報酬改定の影響は、
入院で7.39%、外来で3.63%の増収でした。
1人1日あたりでは、入院で5.66%、外来で3.12%の増収ということです。
医療機関としてはけっこうな増収になっているのではないでしょうか。
医療機関が増収になったとしても、実際に処置や手術をしている
医師の給与は上がったのでしょうか?
開業医の先生は問題ないですが、勤務医の先生からすれば大問題です。
改定では、様々な手術の点数が上がっています。
実際に手術をおこなう医師達に還元されなければ、
また問題が起こってきそうですね。
週の始まり月曜日
今日は11月22日ということで「いい夫婦の日」です。
「いい夫婦には『ありがとう』『愛してる』を込めてバラを贈ろう」
というポスターがありました。
いい夫婦もそうでない夫婦も今日を機会に、
いい夫婦、すごくいい夫婦になっていただければと思います。
どんなにいい夫婦でも、年を負うごとに身体に変化がでてきます。
たとえば、年をとると耳が遠くなる老人性難聴になる人がいます。
せっかくの愛の囁きも、相手には聞こえていないかもしれません。
そんな寂しい難聴を予防法に役立つ研究結果が
田之倉東京大学教授より発表されました。
それは摂取カロリーを抑えることです。
高齢になってもステーキとかバクバク食べている元気な方もいますが、
日本古来の粗食が難聴を予防する鍵なのかもしれません。
カロリーをちょっと気にしてみてはいかがでしょうか。
厚生労働省が、
国保を都道府県単位で運営させる構想を打ち出したことについて、
毎日新聞が調査を行いました。
国保を都道府県で運営することに
賛成 4
反対 29
どちらとも言えない14
上記のような結果となりました。
賛成派はたった4府県。
6割以上が反対を表明しています。
ちなみに長野県は少数派の「賛成」でした・・。
私は、国の負担を地方に押し付けようとしているように思えます。
後期高齢者医療制度の廃止によって、75歳以上の高齢者は国保に移ります。
現在、後期高齢医療を担っている広域連合に、
後期高齢者ごと国保を丸ごとおしつけようしているんじゃないでしょうか。
高齢者の医療費が財源を圧迫するのは明白ですから。
都道府県単位にすると、高齢者の割合も財政状況にも差が出てしまう。
都道府県側が納得する構想を打ち出さない限り
現実になるのは難しそうである。
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